†黒い契約の紅き瞳†

□その憎しみは……
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「……ッ…アンバー…。」

そう私の名前を呼んで憎しみの籠った漆黒の瞳を向けて来る。

その眼差しはまるで燃え盛る炎の様に熱いものだった…。

「久し振りだね、黒…。」

私は彼にとびっきりの笑顔を向けた。

「何が久し振りだ!何故今頃現れたッ!!何故裏切ったッ!!白は……白は何処だッ!!」

鋭い眼が私を射抜く。

そんな眼で私を見てもちっとも恐くない。

黒が本当に優しい人だという事も私は知っている。

黒の笑顔がとても素敵だという事も……。
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