冥王の口付け
□風邪の人には要注意!
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雅人が風邪を引いた。
亮は雅人からメールをもらい、学校の帰りに雅人の住むマンションへ立ち寄った。
合鍵を使い中に入ると雅人が出迎えてくれた。
「やあ、亮。…ゴホッ」
「寝てないとダメだろ!」
起きている雅人の後ろを押してベッドの方へ。
「よし、とっとと暖かくして寝てろ。」
「寒い…」
ガバッ−
「うわっ」
雅人のベッドに引きずり込まれ、抱きしめられた。
「何すんだよ!」
腕を突っぱねるが腕力に叶うハズもなくすっぽり腕のなかに収まってしまう。
雅人の胸が目の前で鼓動がわかる距離。恥ずかしさで顔を赤くしていると背中を服の下から撫でられた。
「…んゥッ」
いつもされているので思わず声を出してしまう。
「ちょ…まさか病人の癖にやる気じゃねぇだろうな?」
「風邪の時は暖かくしておくものなんだろう?それに…」
腰を撫で始める。
「汗をかくのもいいと聞く。」
「あ…ぅあっ」
腰が弱い亮はあっと言う間に雅人の手に落ちる。