二次小説
□夏祭り
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夏休みに入ったある日のこと…そいつのメールの用件はいつも唐突だ
『先輩!!今週末夏祭りがありますよね、一緒に行きませんか?』
「…」
カチカチ…ピッ
……………
♪〜ちっ……電話かけてきやがった
「もしもっ『先輩、どうして駄目なんですか!?俺のこと嫌いになった??夏休みに入っても親が遊びに行くとうるさいからって図書館にしかデートに』デート言うな!!俺の話を先に聞けっ」
何故電話で怒鳴らなければならないのか……
「…落ち着いたか?」
『はい…』
「あのなぁ…昼間でも遊びにはなかなかいけないんだぞ…夜家から出れると思うか?」
『…はい』
あんまりしょんぼり言うもんだからちょっと可哀相かな
「もし…行けるようなら連絡するからさ」
『はい!!じゃあ俺一緒に行けるよう毎日お祈りします』
「…まぁ…頑張れや」
『はい!!』
そんな会話をした日の夜
「親戚の結婚式に週末行くって…マジ!?」
「そうなの、一人でお留守番…大丈夫?一週間お留守番したこともあるから二日くらいは大丈夫よね、ご飯は作りおきして冷凍庫にいれておくわね」
「あ…うん」