Our Destiny Forever

□2章 禁句ワード
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「さて、何でも聞いてよ」


「何で私がトリップしてくること知ってたの?」


「メールが届いたんだよ」


「メール?」


「あのデパートの屋上にお届け者があるってね」


「…誰なんだろ?」


「さあ?差出人は不明だったからね」


「ふぅん。じゃあ2つ目、今何時?」


「朝の2時だけど…それが?」


「じゃあいないかな…」


「誰か探してるの?」


「いや、まぁ…会いたい人がいて」


「ふぅん。その人の名前は?」


「へ?何で?」


「情報売ってあげるよ。今からは無理でも朝になれば会えるんじゃない?」


「あぁ、なるほど」


「お金はつけといてあげるよ」


「取るんだ…」


「こっちも仕事だからね。で、名前は?」


「……(静雄って言っても教えてくれないよな…」


「結衣?」


「えっーと、平和島…」




臨也の眉がピクッと動く




「へ、平和島幽さんっ!」


「…何?その人のファン?」


「う、うん!カッコいいよね(兄も)」


「なら丁度いいのがあるよ。明日っていうか今日の昼あたりから池袋でロケをするらしい」


「池袋…。(っしゃぁぁぁ!!会える!色んな人に会える!」


「オレからも質問いいかな?」


「はいどうぞ!」







テンションが上がりまくりの結衣





「君はどこから来たの?まさか雲の上とか言わないよね」


「…実は翼が折れてしまって雲から落ち…」


「うん。そういう冗談はいいから」


「臨也がふったくせに」


「何か言った?」


「いえ、別に。異世界から来ました」


「…異世界?」


「うん。私のいた世界では臨也とか静……サイモンとかがキャラクターになってるの」







『静雄』と言おうとしたが空気が張り詰めた為止めた






「ふぅん。だから知ってるんだ」


「信じるの?」


「ん−、結衣が空から落ちてきた時点で信じられない話だからね」


「まぁ確かに…」


「後さ、これからどこに住むの?」


「あっ……後で考えるよ」


「そ。結衣携帯持ってる?」


「うん。ポケットに入れたままだったから」


「ちょっと貸してくれない?」


「はい」






結衣が臨也に携帯を渡す
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