Our Destiny Forever
□7章 仕事と家とムカつく上司
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「うーん…いい仕事ないかな」
結衣が仕事に関する雑誌を見ていると携帯が鳴る
「もしもし?」
「池袋の探検は楽しかったかい?」
「臨也か。うん、楽しめたよ」
「それは良かった」
「どうしたの?」
「いや、特に用事はないんだけど困ってるんじゃないかなぁと思ってね」
「…何で分かったの?」
「オレが情報屋だから」
「私に関しての情報なんてあったわけ?」
「企業秘密」
「…仕事あるの?」
「仕事の件は任せて。ところで住む家見つけた?」
「……。」
「見つけてないの?」
「…はい」
「なら今からメールである所の住所送るからそこに行くといいよ」
「え、見つけてくれたの!?」
「まぁね。あ、ちなみにこれもつけだよ」
「…頑張って働いて払います」
「安心してよ。格安にしておくから」
「それが本当ならありがたいけど」
「クスッ、信じてほしいなぁ。それじゃあ、またね」
臨也が電話を切る
「…臨也って意外にいい奴だったんだな…」
結衣はその後、臨也からのメールを頼りに自分の住まいへと向かった