Our Destiny Forever
□9章 神士のたしなみ
2ページ/2ページ
しばらくしてから2人の前に現れた人物とは
『何の用だ?』
あの首なしライダーこと、セルティだった
「これを静ちゃんに渡しといてくれない?」
臨也がセルティに静雄の荷物を渡す
『…それだけか?』
「うん」
『……………。』
「あの、初めまして!結衣って言います!」
結衣が呆れているセルティに話しかける
『え!?あぁ、セルティ・ストゥルルソンだ。セルティでいい』
「私も結衣って呼んでください!」
「…久々にこんな興奮している結衣を見たよ」
「だってセルティめちゃくちゃカッコイイじゃん!!」
『言っておくが私は女だぞ?』
「知ってる!でもカッコイイ!いや、可愛いときもあるしな…」
「今の結衣なら新羅といい勝負になりそうだね」
「あ、セルティ。アド教え…」
「じゃあ頼んだよ、運び屋」
臨也が結衣の手をひき、歩き出す
「ちょっと臨也!セルティにアド聞けなかったじゃん」
「聞かなくていいよ」
「…なにそれ」
「今日の御飯って何?」
「オムライス」
「へぇ、期待してるよ」
臨也が満足そうに微笑んだ
10章に続く