Our Destiny Forever

□12章 お約束
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「…遅いな」




臨也が露西亜寿司の前で結衣を待っていたが結衣は約束の時間を過ぎても現れなかった






「(結衣の性格上約束に遅れるってことはなさそうなんだけど」





そんな臨也の携帯に結衣の携帯から電話がかかってくる









「今どこにいるの?」






臨也が問いかけると結衣ではなく男の声が聞こえてきた





「折原臨也だな?」


「…どなたですか?」


「オレらちょいとアンタに恨みがあってなぁ、最近テメェとよく一緒にいる子を盗んじゃいましたー!」


「……。」


「どうした?驚いて言葉もでねぇか?」


「……。」


「…まぁ、いい。オレらはアンタと話がしたいだけなんでな。今から30分以内に〓△デパートの駐車場に来い」





そう言うと男は電話をきった。

臨也は少しの間携帯を見つめていたがその後ある場所へと電話をかけた。

その頃、〓△デパートの駐車場では…







「本当に来ますかね?」


「まぁ、来なくてもまた別の方法で誘き出すさ」


「女はどーすんだ?」


「売るに決まってんだろ?若いし高く売れるぜ」





そんな男達の会話の中で結衣はうっすらと意識を取り戻した






「(…そっか。道案内してたらさらわれたんだっけ…。」





男達ももちろんだが、結衣も臨也が自分を助けに来てくれるか不安だった。

自分が『おもちゃ』として見られていたならば臨也はわざわざこんな面倒なことはしにこないだろう。

だが、もし少しでも自分を1人の人間として思っているなら話は別だ。


結衣が色々と考えていると男達が騒ぎ始めた



13章に続く

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