Our Destiny Forever

□16章 本当の気持ち
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「ん…臨也?」




結衣が目を覚ますと、目の前に臨也の姿があった。





「よく眠れた?」


「まぁまぁかな。…てか何やってんの?」


「んー?頭撫でてあげてるんだよ」


「なんで?」


「結衣が怖い夢見ないようにって」


「……。」








臨也の言葉を聞いた後、結衣は小さい声で【…意味ないし…】と呟いた。

しかし臨也はその言葉を聞き逃さなかった






「どんな夢見たの?」


「…臨也に捨てられる夢」


「……。」






結衣の問いに臨也の笑みは消え、複雑そうな顔をした







「臨也…?」







そんな臨也の表情を見てか結衣が不安そうに臨也の名前を呼ぶ










「結衣はオレと離れたら寂しい?」


「…よく分かんない。寂しいとは違うと思うんだけど…」


「…そっか。そういえば結衣に1つ報告があるんだ」


「……何?」






結衣が恐る恐る聞く






「オレの仕事はもう手伝わなくていい」


「えっ?」


「新しい人が見つかったんだよ」


「新しい人?」


「そ、だから結衣はもういいんだよ。
後、その人に誤解されちゃ困るから結衣はオレが持ってる別のマンションで暮らしてくれる?」







一気に色々な事を言われ結衣は頭が追いつけないでいた
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