Our Destiny Forever
□21章 大トロ大好き人間
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「大トロ食べに行こう」
仕事の休憩中に臨也からいきなり電話がかかってきた
「……は？」
「ほら、前に食べに行こうって言ってたけどダメだったじゃん？」
「……。」
「仕事何時に終わるの？」
「…え？」
「迎えに行くから」
「…7時」
「じゃあ、そのころに迎えに行くよ。またね」
それだけ言うと臨也は電話を切った
「…少しトラウマになってるのバレちゃったかな」
「結衣さーん、昼食べ終わりましたか？」
「あ、はい!今行きます」
それから数時間後…
「お疲れ様」
「ん、ありがと」
「それじゃあ、行こうか」
２人が露西亜寿司につくと、新羅とセルティがいた
「あれ？臨也と…結衣ちゃん？何で？静雄は？」
「なーんでそこで静ちゃんの名前が出てくるのかな？」
「だって結衣ちゃんって静雄の…」
「せ、セルティ！久々だね！相席いいかな？」
『あぁ、構わないが…』
「じゃあ私セルティの横に座ろっ」
「ダメ」
「臨也の許可なんて求めてませーん」
「結衣はオレの横って決まってんの。だから新羅移動してくれる？」
「…後から来たのそっちなのに清々しいほど図々しいね」
「イラッシャイ！今日のネタ新鮮ヨー、さっき缶詰めから開けたバッカリヨー」
「いや、それは新鮮じゃない気が…」
「大トロ二人前ね」
「もうっ!?」
「ダメ？食べたかったんだけど」
臨也がよほど大トロを食べたかったのかと改めて結衣は思った。
そこで結衣はあることを思い出しセルティに小声で話しかけた