Our Destiny Forever

□22章 相談しましょ、そうしましょ
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『?どうかしたか?』


「仲良いなって思ってね」


「当たり前じゃないか!私とセルティは20年間もひとつやねの下でぐぇっ!!」


『恥ずかしいことを言うな!』


「あ、新羅に聞きたいことあるんだけど」


「な、何かな?」


「私が攫われたときって私どうやって助かったか分かる?」


「え、臨也に聞いてないの?」


「ん…、聞きにくくって」


「私が聞いた話では臨也は君を攫った奴らから電話がかかってきたみたいで、セルティに仕事として手伝ってもらうつもりだったらしいよ」


『私に?』


「そ。だけどセルティに連絡を入れる前に静雄に見つかって、結衣ちゃんがいるビルまで逃げて静雄に結衣ちゃんを攫った奴らを始末してもらったんだって」


「…そうだったんだ」





結衣が立ち上がる





『結衣?』


「そろそろ帰るよ。今日食べにくるって行ってたから買い出し行かないとダメだしね」


「…結衣ちゃんと臨也って本当に付き合ってないの?」


「付き合ってないよ?」


『(…臨也が結衣にベタ惚れなのか)』


「じゃあ、お邪魔しました」


『またいつでも遊びに来てくれ』


「またね」


「うん、ありがと。あ、セルティに1つ教えておくね」


『何だ?』


「チャットのハチって私だよ」


『はっ!?』


「じゃあね、セットンさん!」









それだけ言うと結衣は帰って行った。

セルティは中々頭の中が整理できないでいたのだった







23章に続く
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