Our Destiny Forever
□22章 相談しましょ、そうしましょ
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しばらく臨也と結衣は黙ったままだった。
しかし臨也が口を開いた
「…結衣はオレのこと何処まで知ってるのかなぁ」
「…私が嫌になった?」
「そうじゃないけど、ただやりにくいなって」
「…そう」
「セルティをからかったのがそんなに嫌だったわけ?」
「…臨也はそういう性格だって頭では分かってるんだけどさ、私がこの世界で知った臨也は優しいから何か嫌だっただけ。ごめん、余計な事言って…」
「結衣にだけだよ」
「え?何が?」
「…オレが優しくする相手」
「っ//…」
結衣が顔を赤らめると臨也は面白そうに笑みを浮かべた
「他に何か食べる?」
「…臨也に任せる」
「じゃあ今日のお薦めにしようか」
臨也はサイモンを呼ぶと注文をした。
そんな臨也を結衣はじっと見つめていた。
そして次の日
「セルティ!おはよっ」
『おはよう。今日はウチで話をしないか?』
「え?いいの?」
『勿論』
「なら、お邪魔するよ」
セルティの黒バイクに乗り、2人は岸谷家へと向かった
「お邪魔しまーす」
『どうぞ。そこのソファに座ってくれ』
「うん、ありがと」
『それで?相談したい人って?』
「臨也のこと何だけど…」
『(あぁ、やっぱり)臨也がどうかしたのか?』
「…告白された」
『●×♪☆っっ!?』
「せ、セルティ落ち着いて!」
『そそ、それは本当かっ!?』
「う、うん」
『…それで?』
「…まだ返事返せてなくて」
『結衣は臨也が好きなのか?』
「それがよく分かんないんだ…。今日はそれを相談したくって」
『(なるほどな、しかしあの臨也が告白とは…)』
「だから新羅とラブラブのセルティに相談したんだよ!」
『わわわ私と新羅はそんなんじゃなっ…』
「お互い好きなんでしょ?」
『…それはそうだが…』
「…セルティはさ、新羅のどこが好きなの?」
『どこって言われてもな…』
「じゃあどうして好きになったの?」
『…分からないな。いつの間にかだな』
「いつの間にか?」
『あぁ、気がついたら好きになってた』
「ふぅん、愛されてるねぇ。新羅」
「僕も愛しているよ!セルティッ」
『し、新羅ッ!?お前いつからっ!?』
「えっと、結衣ちゃんがセルティに臨也のこと相談し始めてから」
『初めからじゃないかっ!!』
セルティと新羅のやり取りを見て、結衣は微笑んだ