Our Destiny Forever
□24章 結ばれた2人
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臨也がしゃがみ込んでいる結衣を抱きしめる
「結衣…」
「…臨也、汗かいてる」
「……くさい?」
「ううん。急いできてくれたんだね」
「うん、かなりの運動だったから疲れたよ」
結衣が臨也の服をぎゅっと掴む
「ありがと。また助けられたね」
「…怖かった?」
「少し」
「よく頑張ったね」
臨也が結衣の頭を撫でる。
そして臨也は結衣の手が震えていることに気づいた
「…本当にごめん」
「…臨也?」
「結衣が攫われたときこれ以上結衣を危ない目に合わせない為に離れたのに意味なかったね」
「……。」
「何回も怖い思いさせてごめん、…もう会いにこないことにするよ」
「…イヤだ」
「…結衣?」
「臨也は私がピンチのときにいつも助けてくれた。むしろ助けてもらってばかりで申し訳ないよ…」
「……。」
「やっと自分の気持ちに気付けたんだよ、離れて行かないで…」
「え?」
「…好き、臨也が……大好きっ」
「っ//!?」
結衣の服を掴む力が強くなる
「…私のこと好きなら…絶対離さないぐらい言ってよッ…」
「…っ、結衣って酷いよね…人が覚悟決めたのに…」
「…臨也だって酷いよ…何回突き放せば気が済むの…」
「…うん、ごめん」
「…私も返事遅れてごめん…」
「いいよ」
そう言うと臨也は結衣の唇にキスを落とした
「んっ…」
触れあうだけの軽いキスが段々と深くなっていく
「んぅ……い…ざぁや」
「…結衣、もう離さない」
25章に続く