Our Destiny Forever
□27章 ヤキモチ
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「…妬いてるんだ?」
「……。」
「…嬉しい」
「…何、ワザとだったの?」
「違いますー」
「……。」
「私も、波江さんに…嫉妬してる」
「……はぁ。調子狂うよ、全く」
「?」
「本当はさ、思いっきり嫌み言おうかと思ってたんだけど何か熱あるし、今嬉しいこと言われたから言いたかったこと全部吹っ飛んだよ」
臨也が寝ている結衣の上に馬乗りをする
「…今、風邪なんだけど」
「うん、だから今日はこれだけ」
そう言うと臨也は結衣にキスをした
「うつるよ?」
「いいよ。その方が結衣と一緒にいれるしね」
臨也が結衣の上からどく
「もう一回寝なよ、そばにいてあげるから」
「…ありがとう」
結衣が再び眠りにつく。
臨也は結衣の寝顔をじっと見つめていた。
すると一瞬だけ結衣の体が透けて見えた
「っ!?……気のせいか?」
臨也は不思議に思ったものの、気にしないことにした
28章に続く