Our Destiny Forever

□29章 帰る日
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数時間後



「あー、楽しかった!」


「本当っすねぇ」


「また遊ぼうよ」


「そうねー」


「あ、じゃあ私こっちだから」






結衣が曲がり道を曲がると門田も付いて来る





「ドタチン?」


「…送る」


「ゆまっち!ドタチンがデレたよ!」


「おぉっ!ビデオに収めたいっす!」


「行くぞ、結衣」


「あ、うん」





結衣と門田が並んで帰っている姿を狩沢と遊馬崎がニヤニヤして見つめていた。

しばらく歩いていると門田が話しかけてきた






「結衣、お前さ…」


「ん?」


「何者なんだ?」


「へ?どういう意味?」


「さっきマイクがお前の手をすり抜けただろ」


「っ!?…バレてた?」


「あぁ、どうなってんだありゃあ…」


「……分かった。信じられないかもしれないけど話すよ」







結衣が門田に自分が異世界の人間だということを話した







「…何でマイクがすり抜けたんだ?」



「…最近よくあるんだよ」


「……。」


「…もしかしたら元の世界に帰る日が近づいてるのかもね」


「…臨也の奴は知ってんのか?」


「私が異世界の人間ってこと?うん、知ってるよ」


「ちげぇよ。お前が元の世界に帰るってことだ」


「……。」


「…言った方がいいんじゃねぇか?」


「……うん。頭ではそう思ってるんだけどね」


「…そうか」




結衣の家につくと、門田は結衣の頭をポンと叩き手を降って去っていった
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