Our Destiny Forever

□終章U 終わりと始まり
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「今は、私のこと好き?」


「…好きよりも愛してるかな」


「…もう一つ、どうして賭けを受けたの?」


「…暇だったからかな」


「ハハッ、臨也らしいね」


「初めはさ、悪戯かと思ったんだけどデパートに行ってみたら本当だったからビックリしたよ。
今思うと結衣に引かれたのかもね」


「…調子いいなー」


「結衣だって同じでしょ?」


「?」


「初めは静ちゃん狙いだったんでしょ?」


「うっ…」


「ね?」


「うーん、じゃあお互い様?」


「だね」





2人が笑いあう






「お願いがあるんだけど…、一発殴らせてくれない?」


「…どうぞ」






結衣が臨也を殴る






「っ〜…。マジだったね、じゃあオレも一発いい?」


「…いいよ、私も利用したようなもんだしね」


「じゃあ遠慮なく」






臨也が結衣の頭をチョップする




「いっ!?っ〜…痛い」


「殴られるよりマシでしょ?」



臨也が結衣を抱きしめる




「…今日は結衣に話があってきたんだ」


「…何?」


「オレとどこかで暮らさない?」



「何処で?」


「んー、何処でもいいよ」


「そっか」


「これから池袋で楽しいことが起こるんだけど、オレは結衣との楽しいことを取りたいんだ」


「……。」



「もし、イヤなら突き飛ばして。OKならこのまま…」


「……。」








結衣が臨也の背中に手を回す








「突き飛ばせるわけないじゃん…」


「いいの?」


「うん、臨也とずっと一緒にいたい」


「…愛してる」


「私も、…愛してる」





2人はお互いの顔を見つめるとキスを交わした。


数分後2人は気づかなかったが、PCの電源がつく





【私の負けですね。お二人の幸せを願っています、末永くお幸せに】





という文だけが浮かび上がって電源が消えた










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