デュラララ!!

□惚れた女
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数日後、学校からの帰宅中に公園のベンチに座っている名前を見つけた







「よぉ」


『っ!?…し、ずお、君』


「!?…泣いてたのか?」


『ご、ごめんなさいっ…見苦しい所見せちゃって』


「……臨也か?」


『……。』


「…いい加減嘘つくのは止めたらどうだ?」


『っ!!…嘘なんて』


「ついてんだろ。傍にいられるだけで良くねぇじゃねぇか」


『……。』






黙っている名前をオレは抱きしめた






『静雄く、んっ…止め…』


「お前が辛そうにしてるとこっちがつれぇんだよ…」


『…え?』


「何でそんなに我慢してんだよ…、お前はっ」


『…っ、うっ…ひっく』





その後オレは泣き止むまで名前を抱きしめていた
名前と別れた後、オレは臨也に会いに行った






「どうしたの?静ちゃんがオレを睨んでるだけなんて珍しいねー」


「…名前と別れるか、他の女と別れろ」


「はぁ?」


「どーすんだ?」


「……あぁ。名前に惚れちゃったんだ」


「テメェに関係ねぇだろ」


「オレが名前と別れたら自分のものにするつもり?」


「それは名前が決めることだろ」


「ふぅん。相当惚れてるんだねー、名前なら好きにしなよ」





臨也にポストを投げそうになったが、オレは必死に怒りを抑えた





「……別れんだな?」





何も言わず、笑っている臨也をこれ以上は見ていられなかったので、
無言を肯定ととりオレはその場を去った
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