キューティクル探偵因幡

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その後、洋が遥と決着をつけたいと言い出したので卓球をすることになった。

洋&圭くんチームVS夏輝ちゃん&弥太郎くんチームの対決だ。
洋たちが勝てば遥を引き渡してもらい、夏輝ちゃんたちが勝てば遥と私と洋が一緒に寝るらしい。



「全く、遥はいつまでたっても甘えん坊さんだなー。」


「あの表情のどこに甘さが!?」



試合がスタートした。
弥太郎くんが上手くて洋たちは押され気味だったが、圭くんのツッコミパワーで同点に追いつく。
あと一球で勝負が決まる。ボケていた優太くんは勝っても負けても最悪なため、口を閉じてしまった。



「今だ、弥太郎。みんなちょっと黙っててね。
彼がツッコミすると厄介だから。」


「私たちボケとか無縁ですから。」


「ツッコミようがないであろー。」



ヴァレンティーノとロレンツォがHAHAHAと笑いながら言う。



「存在自体に満載なんだよ!!」



圭くん本日最大のツッコミ。
打ち返した球はヴァレンティーノたちを壁にめり込ませアウトになってしまい洋たちが負けた。

その後、みんなしてテロチームの部屋に行くことになった。
枕投げが繰り広げられているなか、私は遥と弥太郎くんといた。



「なまえ。絵本読んで。」


「はいはい。うさぎとかめ、かぁ…。
懐かしいな。」



遥は私の膝の上に頭を乗せてきた。



「どうしたの、遥。随分甘えん坊だね。」


「…、んー、別に。」



遥の髪を撫でてあげる。



「そう。弥太郎くんも大変だね、遥が迷惑かけてない?」


「…、…。」



弥太郎くんは少しオロオロしていたが遥が通訳してくれた。



「大丈夫です、だって。」


「そっか。仲良しそうで良かった。」


「…それより絵本。」


「はーい。」




(あれ、遥寝ちゃってる。)
(なまえ?何してんだ?)
(枕投げ終わったの?)
(あー、疲れたから休憩。
遥寝たのか…。)
(うん。楽しかったね、遥とも遊べて懐かしかったし、)
(…あぁ、また遊びに来るか!)
(うん!)


この後主人公と聡明さん・遥を絡ませていきたい!!!
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