デュラララ!!

□口説くため
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『ねぇ、臨也』


「なに?」


『何でついて来るの?』


「名前といると池袋でフラついてても静ちゃんが襲って来ないから」


『サイモンとこ行けよ』


「名前は酷いなぁ。サイモンは真面目に仕事してるんだよ?邪魔になるじゃん」


『私も現在進行形で真面目に仕事してるんだけど?』


「じゃあ、一緒にどこか遊びに行く?」


『何で今の会話からそうなるわ…』







飛んできた自販機により名前の言葉は遮られた






「いーざーやーくーん、何でテメェここにいる」


「やぁ、久しぶりだね。静ちゃん」


「何が久しぶりだ、ここんとこ毎日池袋に来てんじゃねぇか」


「あれ?そうだっけ?というか名前何処に行くつもり?」







名前がこの場から逃げようとしたら臨也に腕を掴まれた






『巻き込まれたくないから』


「大丈夫だよ、静ちゃんは名前を傷つけたりしないよ。ね、静ちゃん」


「あ?名前には何回も仕事の邪魔されてんだ。殺してもいいだろ」


『よくないっ!酷いよ静ちゃん!』


「…殺す殺す殺す殺す」


『え、ちょっと落ち着いて!』






静雄が標識を持ち上げるので名前が焦る。


静雄が標識を投げるが名前には当たらなかった。

なぜかというと臨也が名前をお姫様抱っこし、逃走していたのだ






「待ちやがれっ!」


「怖いなぁ、静ちゃんは」


『…なにしてんの、臨也』


「助けてあげたのにお礼もないわけ?」


『臨也が私のこと来なきゃこんなことにはならなかった』


「仕方ないよ。好きな女の子を口説いてる最中なんだから」


『えっ…?』


「まぁその子は気づいてないみたいだけどね」


『…ちゃんと告白してあげたほうがいいんじゃない?』


「そう?なら…好きだよ、名前。返事は?」



『私も…好きだよ』







end
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