Be happy together

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「ふわぁ…何だよ、まだ4時か…。
っし、目覚めたし朝ご飯でも作ってやるか」









カイトがベッドから起き上がり、リビングへ行く

すると玄関の戸が開いた







「ユイッ!?こんな時間に何処行ってたんだ!?」


「兄ちゃん!?は、早いね、今日」


「あ、あぁ。目覚めてな」


「そ、そっか。私もさっき目が覚めたから散歩してきたんだ」


「散歩?」


「うん、散歩散歩」


「…ふーん?」


「私が朝ご飯作ろうか?何食べたい?」


「……。」


「に、兄ちゃん?」


「ん?あぁ、任せるわ」


「う、うん。分かった…」








そして時間は昼になった

保健室ではソウルが大きなあくびをしていた








「ふわぁぁ…、ねみー」


「昨日眠れなかったの?」


「んー、まぁな…(ユイと明け方まで話してたもんな」









保健室の戸が開く







「!?…カイト!その頬どうしたの!?」


「あー…、授業中の組み手でオックス君にやられた」


「オックス君に?」


「どーした、らしくねぇな」


「いや、ちょっと考え事をな…。メデューサ先生は?」


「今は席外してるけど…。冷やせば大丈夫だと思うし、私がやろうか?」


「わりーな。サンキュ、マカ」








マカが冷やす道具を探す

カイトがソウルのベッドの近くの椅子に座る








「…なぁ、ソウル」


「あ?」


「…今日ユイが朝早くから何処か行ってたみたいなんだが、何処だと思う?」


「なっ!?」


「どーした?」


「い、いや何でもねぇ」


「散歩じゃないの?」







マカが氷が入った袋をカイトに渡しながら、カイトの隣に座る








「それはねーだろ。オレと一緒でアイツ朝あんま強くねーし」


「ふーん。ユイ本人は何て?」


「散歩だってよ」


「じゃあそうなんじゃないの?ソウルはどう思う?」


「は!?オ、オレは…(どうする?正直に言った方がいいか?」


「ま、男んとこじゃなきゃいいがな」


「……。」


「もしそうだったらどうする訳?」


「えー、そりゃお前その男を殺す。辱めてから殺すな、絶対」


「(言えねぇぇぇっ!!」


「で、ソウル何か言いかけてなかったか?」


「いや、別に…。何もねぇよ」


「そーか?」
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