双子座の約束

□第2章 『こんなはずじゃ・・・』
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「はい、今日の1時限は昨日予告したとおり、皆の自己紹介をしてもらいます。
参考までに、自分の名前出身校、好きなものや趣味などを言ってってくれればいいかな。違うことでもいいよ。では、名簿順で一人2、3分の自己紹介をお願いしますね。じゃ、相葉君からね。」

一人ずつひねりのない自己紹介をすませていく。


星魅先生に名前を指名された相葉 雅也が自己紹介を済ませると。拍手が沸き起こり、次に伊藤 健二が同じように自己紹介をする。
次は、遠藤 亮介。次は、小野 和樹。次は、神谷 拓海、岸尾 健介、黒崎 亮二、近藤 彰斗

「俺の名前は斎藤 大祐だ!気軽に大祐ってよんでくれよなっ。楽しいことは大好きだし、体を動かすことも大好きだし、いろんなヤツと仲良くなりてぇから、ヨロシクなっ!!」

今までとテンションが明らかに違う自己紹介をしたのは、やはり、大祐だ。

それにのせられたのか櫻井 幸太の自己紹介もちょっとテンションが高かった。


「えっと、僕の名前は下野・・・涼です。○○小からきました。テンション低いし、頼りないかもしれませんが、1年間よろしくお願いします。 ペコリッ」

ここは、男子校、女子はいない。しかし、今確かに1-Aにいた者には気の弱い女の子がいた気がしたはずだ。

ちょっと変わった自己紹介の次は鈴木 武、その次はしっかり者の・・・

「○○小から来た、青蓮寺 空です。双子の弟のほうで、性格は兄とは違いしっかりしてるほうかな♪これから、1年間仲良くしていこうね。」

やっぱり、この子はできた子だ。

「俺は青蓮寺 雷だ。空の双子の兄貴でめんどうくさいことは嫌いだから、なんか言いたいことあるヤツは、はっきり言いやがれ。俺を敵にまわすと痛い目にあうぜ。」

雷らしい自己紹介が終わると少しの間沈黙があったあと自己紹介は続いていく。
雷の次は立花 慎、寺島 卓、豊永 俊、中島 悠、野島  翼、原田  倖、日野 翔太、福山 純太、本多 隼人、松本 裕史、三木 拓真、森川 和真、山下 光喜、山口 拓哉、代永 達也、最後に若林 裕貴の自己紹介で30人が1-Aの生徒だ。

「これで、全員終わったみたいだね。これから、1年間皆で、がんばっていこう!これで、1時限目は終わります。2時限目は、学級組織を決めるから、何をやるか、考えといてね。」


1時限目が終わり、休み時間になると気になる子同士で話しがはずみだしたようだ。
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