夢 小 説 ◆御遊びと混合
□甘トーーク−甘党男子の会−
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都内某所とあるカフェに集められた三人。ある共通点がある…。
三人には質問に答えてもらいながらトークをしてもらいます。
* * *
Q.お名前と好きな甘い食べ物を教えて下さい。
「白鷺涼真です。甘い食べ物は和菓子も洋菓子も全て好きですが、チョコレートは特に好きです。よろしくお願いします」
「…石神秀樹です。自分は甘い食べ物というかプリンが好きなだけなのですが…まぁ、いいでしょう」
「…栗巻文太。甘いもの好き。寒天は嫌い…。 …今日ってスーツじゃなきゃ駄目なの?」
白「そのような決まりはありませんでしたよ。私は仕事帰りなのでスーツなのです」
石「私も仕事の関係でスーツなだけです」
文「…ふーん、そっか…」
Q.女性の方が甘い物が好きな人は多いと思われますが、周りに甘党ということを公表していますか?
文「うん、言ってる。…サクさんに食い意地はってるとか言われるけど気にしてない。
…それに言ったほうがケーキ食べる時とかにカズさんが大きいのくれたりするから…」
白「…サクさんにカズさん…お仕事仲間でしょうか?」
石「さぁ…先輩とか…?」
文「…キヨのプリンとかゼリーがよく冷蔵庫に入ってて、それ食べたら怒られるけど…気にしてない、全然」
石「自分のプリンを食べられたらそりゃあ怒るでしょうね。可哀相だ…」
白「ええ、そうですね。でも栗巻さんは自由で、少しうらやましくも感じてしまいます。
私は仕事の仲間には言っていません。その中でも唯一知っているのは恋人くらい、ですね…」
文「なんでないしょ?」
白「…理由ですか。それはですね…何と言えば良いのか…。自分のキャラクターではない、とでも言いますか…」
文「…よくわかんないけど大変そう。人それぞれだからいいのに…」
石「白鷺さんの気持ちもわからなくはないです。私も仕事の仲間には知られたくないですね。
…でも…あぁ、お祭りチームは知っているのか…」
石神は少しうなだれて一人で呟いた。
白「…独り言…顔が険しくなりましたね」
文「うん…お祭りチームってなに…」
白「お祭り関係のお仕事をされているのでしょうかね?(とてもそのようには見えないのですが…スーツ着用してますし…)」
文「え…じゃあ出店とか?わたあめとかりんご飴…食べたいー」
Q.どんな時に甘いものを食べたくなりますか?
文「…いつも」
石「栗巻さんはかなりの甘党なんですね。自分はそれほどでも…。でもプリンがあるのならいつでも食べたくなってしまいそうにはなりますかね…」
白「私は疲れた時に無性に食べたくなります。残業の合間にチョコレートを食べる時は至福のひと時です。
普段でももちろん食べたくなる時はありますが」
Q.そういえば、まだ皆さんにオーダーをしてもらっていませんでしたね。お好きな物をオーダーしてください。
カフェのメニューを見る3人。
石「プリンアラモードで」
白「私はフォンダンショコラにします」
文「…これ」
文太が指を差した写真を見て他の二人はびっくりした。
二人ともさほど表情は変わらないものの、心の中では「マジか!!」と思った。
石「…スペシャルパフェですか…?2、3人向けと書いてありますが…」
白「栗巻さん、食べれるのですか?」
文「…ん。大丈夫」
石「いつもそんなに食べるんですか?」
文「うん。食べすぎって言われる、よく」
石神と白鷺は同じことを思った。よく太らないな、と…。
―それから数分後、3つのスイーツがウェイトレスによって運ばれてきた。