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□疑問
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(何故、僕を…)


バーナビーは自室から空を眺め、今まで己が虎徹にしてきた態度を思い返していた。

『おじさんをパートナーだと思っていない』

『おじさんは邪魔なだけだ。』

『おじさんに頼るつもりもない。』

『鬱陶しい…』


我ながら酷い態度をとってきた。だが、おじさんは傷ついた様子もなく。
一歩引いた状態で俺を見守っていたのだろう。

今日のようなことがなければ、気づかなかった。

手元にあるタスキを見つめる。
思わず持って帰ってしまった。この複雑な気持ちが何なのか分かるような気がして。

タスキを手に取り、口元に運ぶ。


焦げた部分に口づけをする。

バーナビーは目を瞑り、心の疑問と罪悪感、そして少しの嬉しさを感じた。


そして、ふと笑う。


「困ったおじさんだ。」


こんなにお節介で、こんなに僕の心を混乱させる。


会いたいな、とふと思った。
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