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□OJISAN
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「バニーちゃん!おはよー」

デスクに向かってパソコンと向き合い、淡々と事務作業を続けるバーナビーに快活に挨拶をする虎徹。

仏頂面のまま、バニーは返事を返した。

「バーナビーです。何度言ったら分かるんですか。」

「相変わらず愛想がねぇなぁ。これだから最近の若いモンは…」

「発言がおじさん臭いですよ。」

「だっておじさんだもーん。」

軽く言葉を返すと、再びバーナビーは沈黙し、黙々と作業を続ける。
カタカタ、カタカタとキーボードを打つ無機質な音だけが室内に響く。

カタカタ、カタカタ。

カタカタ、ガタガタ。

虎徹は椅子に凭れかかりながら、暇だなあと欠伸をして背筋を伸ばす。

何となく顔がスッキリしなくて、両手で顔をムニムニと揉んでいると。

ガタガタガタガタッ

「…?バニーちゃん…?」

異様な音に気づいてバーナビーを覗き見ると、眼鏡が割れていた。

「わぁぁっ!!ど、どうした!?」

ついでに顔も真っ赤で身体が痙攣している。

目を白黒させる虎徹の肩をバーナビーは力強く掴む。


「おじさん…あなたって人は…





MOUUUUUUUUU!!!!!」





「え゛ぇ!!?」
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