総一テキスト

□+羽佐間翔子の憂鬱
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『ひとつになろう、一騎…』
『っ…そ…しっ…!』

グチュ

『ぁっ…くっ…』
『少し、力を抜け…。あまり締め付けるなっ…』
『そんな事言ったってしょうが…あっ…んぁあっ!』

一騎くんの後ろから覆いかぶさるように挿入している皆城くん。
手では薄桃色の乳首に手淫し、其処に一騎くんの意識が向いて後孔が緩んだ隙に、一気に挿入する。

『相変わらず一騎の中は狭いな…』
『狭くて悪か…った…な!!』
『別に貶してなどいない。寧ろ褒めているつもりだが…?』

自身を引き抜いては、グッ、と勢いよく奥まで打ち付ける。
それと同時に厭らしい水音がして、二人の官能を更に高めていく。


あぁ、だめ…一騎くんのヴェルシールドが…!!
第二ヴェルシールド、突破されちゃいました!!
皆城くんが…!フェストゥムが一騎くんと同化しようとしてるわ…!!
というかもう同化してる!あぁっ…!!


『んっ!あっ あんっ そ、そ…しっ…!!』
『っ…一騎っ…!!』

絶頂に向かおうと、律動を繰り返す皆城くん。
無意識なのか、一騎くんの腰も総士くんの動きに合わせるように動いている。
結合部から絶え間なく漏れ出る音と体液。
次第に汗ばんでいく肢体が、とても艶かしく見える。


いやぁ…皆城くん…やめて…。
あぁ、でもなんて羨ましいの…!!
私は女だから、一騎くんに突っ込めるものと言えば、指と言葉だけだし…。
でもそれじゃぁ一騎くんも物足りないよね…?


『総士…っ…ひゃぁっ!…あっ…も、もう…っ』
『一緒にいこう…一騎っ…』
『う、ん…ぅあっ…あ…あぁあぁぁっ…!!』


だめっ、一騎くんが…!!
か…か…一騎くんの孔から出てけええぇええぇっ!!!
出てけっ!出てけぇっ!!




「出てけぇええぇっ!!!」

勢いよく腕を振り下ろせば、其処は見慣れた私の部屋。
今まで一騎くんと皆城くんが同化していた場所じゃない。

「あ、れ…?夢…?や、やだ、私ったら…」

両手で頬を覆って、もう一度夢の内容を思い出してみる。
小さい頃からベッドの上で色々と思い描いていた所為か、想像力だけは人一倍あった。
だから今日の夢も思いのほかリアルで、一騎くんの吐息の熱さが伝わってきそうだった。

「…今日から、夢日記でもつけようかな…」

真矢ちゃんにも見せてあげようっと。



Fin



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