書物
□海は危険なところ
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「ぱぱぁ、うみいきたいってばよ!」
この一言から今日の予定が決まった。
『ナルくん、準備出来たかな?』
「あぃ!!」
ナルトが荷物を詰め終わるのを確認すると、早速家を出た。
「ぱぱ、おもくない?」
ミナトはパラソル、椅子、レジャーシートなどたくさんの荷物をもっているからナルトは心配している。
『全然へいきだよ。さっ、見えてきたよ!』
青い海がキラキラ光っている。
「すごいってばょ!!」
キャッキャ騒いでる。
それをミナトはほほえましく見守っている。
『まずはパラソルなんかをたてないとね。』
ミナトは早速用意を始めた。
ナルトは近くで服を脱ぎ始めてる。下に水着をはいてきたので楽だ。
『あぁー!ナルくん、ちょっとおいで。』
ミナトはかばんから日焼け止めクリームを出した。
『日焼けは体によくないからね。』
せっかくのナルくんの白い肌が焼けてしまう!
これが本当の理由なのだ。
「ぱぱ、およいできてもいい?」
浮輪を持ってナルトは言った。
『ちよっと待って、パパも一緒に行くから!』
「あい。」
ナルくんが流されたらどうするんだ。
もし溺れでもしたら……
四代目にはある意味、海は危険なところでした。
END