NARUTO

□それは狂気にも似た
3ページ/3ページ






綱手様と話した後、家に真っ直ぐ帰った。
早く一人になりたかった。
この黒い感情を綺麗に消化しなければならなかった。
こんな感情を持ったままでは、ナルトには会えないから…。



「…次に会ったら、おめでとうって言おう。おめでとう……って。」



祝福出来ないのは
俺がお前に執着しているから。
俺のモノでもなかったけれど、
火影になって里のモノになってしまうのが
死ぬほど許せないから。


「…あ〜〜。」



訳のわからない感情に支配されて
自分が自分でなくなりそうだ。
だって、
俺が泣きそうなんだもの。



前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ