小話

□金色の瞳
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「きれいだな…」

「ああ?」

本日快晴気候良好の航海日和。
飽きるほど見ている空や海であっても、こんな日は心が晴々する。
甲板を抜ける風も心地よい。
そんな折に、クソマリモが発したのが冒頭の一言。
確かに綺麗な情景だ。
同感だと思うとともに、藻にもそんな感覚があったのかと密かに驚いたのだが、
妙なことにこの剣士の瞳は、ただまっすぐにおれを捉えていた。


「てめェ…」

「あ?」


…おれ?


「てめェの目、…蒼いのな」

「へ?ぇ、あ、おぅ…?」

綺麗だともう一度呟き、覗き込んで来るマリモ。
間抜けな面だ。
そう思うも、顔が熱を持つのを無視できなかった。
マリモと目を合わせないようにして、

「あ、ああれじゃねェ?ιおれはずっと海の上で生きて来たから、ずっと見てた空とか海とかの色が染み込んじまったとか!…って、んなわけねェか!…ハハι」

ウソップのように話すのを試みるも、上手く口がまわらない。
少しウソップを尊敬した。
だが、目の前に再び現れたアホ面は、最後までちゃんと話を聴いたのか怪しく、妙に納得顔でいる。
すると、何かに気付いたように、あ…と声を漏らした。

「じゃあ、おれもそうか」



「は?」



「お前の金色が染み込んだんだ」













―――――――
あはは!((
ゾロの瞳、金色設定でお送りしました

相変わらずベタなの書くなぁ…自分

これは付き合っているのか、告白に準ずるものなのか…
わからん!

最後までお読みいただきありがとうございました(*^^*)

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