銀時×土方

□駅員さんと俺
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遅刻ギリギリの火曜日、朝。


時刻は八時二十分。
タイムリミットまであと十分。


駅の構内を駆け抜けて、混みあっている改札をどうにか抜ける。
このまま行けば間に合うかもしれないと、そう思った矢先。

「ぬぐぉ!?」


盛大に転んだ。


否、転んだというよりは、転ばされたというほうが正しいだろう。
走る銀時の前に、突然足が出されたのだから。

「テ…ッメェ!!」

焦りと痛みが混じって、苛立ちは増す。
ちょっとした悪戯なのかもしれないけれど、タイミングが悪かった。
銀時は立ち上がると、そいつの胸倉を掴み上げ―――






「無賃乗車は犯罪ですよ」






遅刻ギリギリの火曜日、朝。




生まれて始めて、一目惚れをしました。







員さんと

 
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