いなずま!しょーとしょーと
□二人でお月見!
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「風介ー、これ飾ってくれー。」
「あぁ、窓際でいいよな。」
今日は十五夜だ。
だから晴矢は張り切って団子を作ったり芒を飾ったりしている。
(イベントがあるとなんでも張り切る奴だ。)
そんな晴矢を見守りながら、飾る団子を一ついただく。
(あ、美味しい。)
「おいお前!食ってんじゃねえよ!!」
ばれたか。
「でも曇ってるし雨降ってるぞ。」
「確かになー、月がみえねえ!!」
月のような色の綺麗な瞳が、悲しそうに細められる。
そんな顔をしないで。
もっと笑っていて。
「仕方ないだろう、そんな物だ。」
「でも、丸い月って綺麗じゃん!?みたいじゃん!?」
確かに綺麗だ、でも―――――
「月より君の方が綺麗だよ、」
本当のことを言っただけなのに。
二人でお月見!
顔を赤くした君に殴られた
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