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□名探偵どすえ!キッド君
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キ「最近ヒマだな…なぁトラファルガー何か事件ねぇかな」

ロ「平和を楽しもうぜ」

キ「おい、ちょっと職員室で自爆しろ」

ロ「何でだよ!?俺は学校に何の不満もないぞ!まず第一死にたくない」

キ「じゃあ、死なない程度に爆発してこい」

ロ「ふざけんな」

キラ「キッド、ちょっと相談が…」

キ「どうしたキラー…」

キラ「悪質なストーカーから暑中見舞いが届いたんだ、犯人をつきとめてくれないか…?」

キ「どれどれ…『暑中見舞い申し上げます、いつもお前を見ているぞ、ウヒヒヒヒ…ウッヒョーイ』

ロ「間違いなくストーカーだな、変態だ」

キ「あぁ、しかも暑中見舞なのに年賀状の残りを使ってやがる」

キラ「それ調べて見たら、切手シートがあたってたんだ」

キ「そうなのか?不幸中の幸いだな…」

ロ「ちょっと待て!その切手シート俺によこせ!」

キ「何でだよ」

ロ「何でって、ハガキを出した人にも権利はあるだろ!くれ!」

キ「……」

キラ「……」





ロ「違うぞ、俺じゃない…そりゃ俺がやったといえばやったが…本気じゃ無いっていうか…」

キ「じゃあ、お前がやったんだな」

ロ「あぁ…だが残っていた年賀ハガキが悪いんだ…でも俺も少しは悪いと言うか…」

キラ「ありがとう、キッドの名推理で犯人がわかったな」

キ「あぁ…早速警察に通報するか」

ロ「ちょっと待て!こんな事でいちいち警察呼ばれてたら、俺もう何も活動できなくなるだろ!」

キ「しなくていいだろ」

ロ「何でもするから許してくれ!」

キ「そうだなぁ…俺、誰かが竜巻に巻き込まれる所を見たいと思っていたんだが…」

ロ「それは無理だ、死ぬ」

キ「そこを何とか」

ロ「何とかって…(いや待てよ、竜巻なんかそうそうあるものじゃないし…)…よし、竜巻がもし来たら巻き込まれる、だから許してくれ」

ア「お、竜巻だ」

ゴォォォォォォ

ロ「(何であるんだよ!)」

キ「いけ」

ロ「やっ、ヤッパリ止めね…「行ってこい」

ドンッ

ゴォォォォォォ


ロ「ハァ、ハァ…死ぬかと思った…無理矢理押されて巻き込まれたが案外平気だった…約束だ、警察呼ぶなよ」

キ「でもなぁ…俺が思っていたのと何か違ったんだよ…」

ロ「Σはっ!?」

キ「そうだ、きっと竜巻、小さかったせいだ」

ロ「気のせいだろ!ビックウェーブ!ビックウェーブだっただろ!」

キ「トラファルガーの回転も少なかった気がするしな…」

ロ「そんなもの調節できるか!」

キ「せめて[死ぬ〜〜っ]って言いながら飛ばされてほしかったんだよ」

ロ「先に言えよ!そんなこと!」

キ「まぁいい、警察は呼ばねぇでやるよ…いいか?キラー」

キラ「俺はいいが…」

ロ「ふぅ…助かった、やれやれ」

キ「ただし条件がある」

ロ「条件?」

キ「お前はなんか全然反省してるように見えねぇ」

ロ「そうか?」

キ「全く更生する気ないだろ」

ロ「いや、わからないが…」

キ「だから今日から俺の助手として働きやがれ、悪者を追う側になれば悪いこともしなくなるだろ、多分」

ロ「助手?何の?」

キ「実は今日から念願の探偵事務所を開くことになったんだ」

ロ「へー、そいつはハッピーだな」

キ「うちの庭に事務所があるんだ」











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