*小さな花は雨にも風にも負けなかった。でも蝶が運んできた甘い蜜の香りに負けてしまった
*どうせ貴方も私を捨てるんでしょう、と呟いた君を僕は無意識のうちに抱きしめていた
*いつかは消えてしまうと知りながらも僕は形のない愛に縋っていた
*私は貴方にだけお仕えする身だというのに違う人に溺れるなんて
*小さな僕の心に芽生えたこの感情はなんなのでしょうか?今にも貴方を壊しそうなこの気持ちは
*白く積る雪に同化するくらい白い肌を持つ君はいつか僕の心からも心の色と同化して消えて逝ってしまうのでしょうか?
*いつも貴方の笑顔が支えでした、でもそれはある日突然変わってしまったのです
*いつかは壊れると分かっていたのに今だにその現実を拒否している、でもその愛しい人形を壊してしまったのは紛れもない僕
*動かない君をそっと抱き上げた、嬉しくて悲しくて僕の心に狂気が芽生えた
*掬い上げれば指の隙間から過去など零れていくのにそれでも掬い上げる君を僕は見ていられなかった
*運命は私の生きることを拒んでいる、それでも私は生きると決めたの
*昨日と今日など似ていて違うのに同じに見えるのはどうしてだろう?
*僕は本当は弱いのに周りの環境に馴染むには僕が強くならなければいけなかった、でも弱い僕が強くなることなどできなかったのです
*血塗れた君の白い骸にはあの細くとも暖かい腕がなかった
*花びらが一枚ずつ散っていくたびに僕は切なく悲しい気持ちに囚われる
*泣かないって言ったのに貴方の優しい言葉を聞くと耐えられなくなって気がつけば下に小さな水溜りを作っていた
*助けて、そう君が言ったときに何もしてあげられなかった僕を許してください
*小さな祈りはきっと周りの人たちには届かない、でもその小さな祈りはきっといつか大きな力となる
*離れていくと知っていたのに僕は君に向かって手を伸ばした、握り返してくれた君の暖かさだけが今の幸せ
*いつか消えてしまう夢を失いたくなくて現実に戻ることを拒否するのにいやいや現実に引き戻されるとき、僕は声を上げて泣いていた
*嫉妬されてもあなたを愛すると決めたのに心は手折られてその決心は何処へ消える
*孤独の世界に手は伸べられぬままただ人形のように言われることだけを行う人になってしまった君
*凍らせた花に生えていた棘はさらに鋭くなっていた、それを僕は片手に持ってその花で君の心臓を貫いたときは嬉しさのほかに感情は湧いてこなかった
*魔法を使えればずっと貴方といられるのに魔法なんてないから貴方はいつか逃げる、その魔法は愛なんだって気づいたときは貴方は私のそばにはいなかった
*君を愛したいのに愛せない、それは僕の心が狂ってしまって君には愛よりも先に狂気を味あわせてあげたくなるから
*さようならとつぶやいた瞬間にくる感情は混ざり合って消えていく
*感情?そんなものがあるのならこんなことはしていない
*引き裂かれた恋人たちはどこでめぐり合い、どこでその失われていた愛を取り戻すのだろう
*短い人生の中に愛せる時間がほんのわずかなら
*嫌いだけど好き、溺れて抜け出せなくなる君という名の迷宮
*黙って風に吹かれると体中のひびから君が零れていなくなっていく

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