ShortT
□おとなりさんち
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「うち、潤の事好きなの。」
。。。って言えたら楽なんだけどねぇ。
そ。私、潤のこと好きなんです。すっごく。
潤はそんなこと知らないよねぇ?
分かったら良いのに。
潤の心の奥。
無事に学校まで着いて、正門へ。
「あっあの。。。」
はっと声の方向を見ると1年生の女の子が顔を真っ赤にして潤を呼び止めていた。
手には白い封筒。
あ。潤モテるもんねぇ。
あーやだやだ。
好きな人の告白現場るなんていやだー。
こーいうときはさーっと逃げましょ。
『じゃ!先いっとくし』
M「あ、あぁ」
後ろを振り返らずずんずん前へ歩いてゆく。
後ろを振り返ったら、心が折れてしまいそうだから。
潤はあのこの告白にどう答えたんだろう。
本人に聞ける勇気も無く今日の学校は終わった。