リクエスト☆
□それを人は「愛」と呼ぶのだろう
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「翔ーっ！」
愛する妻が俺を呼んでいる。
S「ちょっと待てってー！ちょっおい！聖奈!!!」
俺の奥さん・聖奈は俺をおいてずんずんとあるいてゆく。
S「はえーなぁ。。。。
本当に聖奈、妊婦かよ？」
聖奈はこっちを向いてニッコリ笑った。
「だって、赤ちゃんに会えるんだよ？
楽しみなんだもーんっ」
そう、今日は聖奈のお腹の中に居る新しい生命―俺らの子どもの8ヶ月検診である。
もうすっかり大きくなったお腹をさすりながら微笑む聖奈。
すっかりお母さんである。
病院で受付を済ませ待合室のベンチに座る。
聖奈は俺に体重を掛けるように傾く。
その重ささえ、愛おしい。
大好きだよ、聖奈。