桜が咲く頃
□桜が咲く頃
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長谷川義彦【はせがわ よしひこ】は意気揚々としていた。
長谷川「では、皆さん。
ご協力頂けるのですね!」
「ああ、いいでしょう。」
「少々酷な内容ですが、いいと思います。」
口々に上がる賛同の声に思わず拳を握り締めた。
長谷川「あ、ありがとうございます!」
同業者であるこの六つの会社が一堂に仕事をするのは初めてである。
そんな大事な仕事に自分の企画が採用された。
長谷川は喜びしか感じなかった。
さて、この長谷川の企画とは?
そしてその「企画」に巻き込まれた嵐の運命。
すべての歯車が回り出した。
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