ShortT
□Tear drops
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「小夜・・・あんたなんて、生まなきゃ良かった。」
あぁ。
まただ。
ここ最近、お母さんの様子がおかしい。
去年の、4月に離婚してからどうも荒れている。
「畜生。。。畜生。。。
なんで、わたしだけこんな思い。。。
死ねばいい。小夜なんか死ねばいい。。。」
ブツブツと呟きながら、お母さんが手にしたのは
―包丁。
「ま、、、、まってお母さん。。。」
私の声など届いてなんか居ないのだろう。
「死ね。。。。
死ね。。。。
このやろーっ!!!!」
包丁を振りかざす。
「ひっ!!!」
やばい。。。
ここで刺されて死ぬかも。
逃げなきゃ。。。