青い林檎

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「あ、あの…卯柳さん。今日一緒に帰らん?」
「え?ああ、ごめん無理」


「相変わらず莉央はバッサリ断るねぇ」
「笑い事じゃないし」
今日は週に一回の委員会の日。
因みに私は親友の明と一緒に風紀委員。
意外?うっさい。
比呂がいなかったらやってませんよーだ。
…てか委員長うるせー。
老け顔委員長…名前なんだっけ。
「莉央、真田くんに失礼ですよ」
「あ、それそれ。真田だ」
「何莉央、真田の名前忘れてたの?」
「だって交流ないしー」
「真田くんも私や仁王くんと同じテニス部ですよ?」
マジでかおい。
あの人見るからに書道とか剣道とかって感じなんですが…。
真田くん(とやら)がテニスかぁ……………想像出来ね。
「(絶対何か失礼なこと考えてますね…)」


二章END

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