二次小説

□心なきもの、心あるもの3
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京水はフィリップの身体を丹念に撫で回していた。
フィリップは翔太郎のときとはまるで違う感触にひたすら身体を固くしていた。
耳元に息を吹きかけられる。
喉元を舌が這いずり回る。
乳首をつままれ、弄ばれる。
腹の辺りを口付けされ、腰を撫でられた辺りで、
フィリップの身体にも変化が現れ始めていた。
「クスクス。身体は正直ね。」
京水がさも嬉しそうに続ける。
とろりとした液体をフィリップ自身にかけ、そこに手を掛け始めた。
やわらかく、ゆっくりと丁寧に動かしていく。
フィリップはたまらなくなっていた。
「若いわね。元気いっぱいだわ。」
京水は嬉しそうにその行為を続けていた。
フィリップは自我をとどめようと左に顔を背け、下唇を強く噛んでいた。
しかし、意思とはうらはらに下腹部は脈を打っていく。
京水の動きが激しくなる。
何度も何度も扱かれると、不意にフィリップの中から乳白色の液体が迸った。

フィリップはわずかにとろんとした表情になる。
「まだまだ。お楽しみはこれからよ。」
京水は自分の手でフィリップがそんな表情になったことを見逃さない。
とろりとした液体を再びフィリップの下腹部の深淵にかける。
1本、2本と指を秘部に挿し入れていく。
京水の指が一瞬止まる。
「克己ちゃん、この子、男を知っているわ。」
そう言われて、フィリップはさっと頬に赤みが差した。
ほう、という表情をして克己は答えた。
「大方、相手は左とかいう相棒だろう。
Wになるには二人でひとりだとか言っていたからな。
身体もひとつになっていたというわけか。」
ニヤニヤと下卑た表情でフィリップを見る。
「でも、かなり乱雑に扱われてたみたいね。」
京水が興味深そうにフィリップの秘部をまさぐりながらそう言った。
指の数が増え、深く挿し込まれると、フィリップはうう、とも、ああ、とも言えない声が洩れてしまった。
「欲しいのか?」
克己が煽るようにフィリップに言う。
フィリップは下唇を噛み、それ以上声が洩れないようにしていたが、
心とはうらはらに下腹部がまた熱を帯びていく。
京水がそれを掌に包み込むと、ゆっくりと弄び始めた。

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